中学生の頃からファッション好きで、 とりわけ古着が好きで、よくzipperを見ては テンションを上げていた。 それから、なぜかオルセン姉妹の影響で少し薄汚れたスタイルが好きになり、 SATCを死ぬほど見てキラキラした派手で華やかで可愛いものも好きだった。 古着はどっちのジャンルも叶えていて、 上手に落とせるから、そのときの自分の流行りで楽しめる。 自分のお気に入りの服を着てるだけで、 自分に自信がついてイキイキ、ウキウキできる。
子供がいるから、年があれだから、これは自分に似合わないから、 そんなことに縛られないで、つねに今の自分が着たいもの!だけを考えている。 昔から男女問わず40~50代の人が着てるVintage Styleが大好きで、Vintage accessoryをしたシワだらけの手に憧れていた。
でも、同じものを若い自分が着ても何か着こなせなくて。 結局、着てる服も重要だけど着てる人も重要なんだと思った。 自分もそういう風に思われる大人になりたいと思っている。 だから、年を取ることが楽しみ、シワやシミが出来ることも楽しみ。 年を重ねるごとにさらにファッションが楽しくなる。 ファッションというのは、絶対に楽しいものなんだ!
少し前はファストファッションが流行っていて、 みんなと同じ格好に安心する人が多くてつまらなかったけど、 最近は個性的な人が多くて、いろんな人がいて楽しいし、 日々勉強になる! TEXT by MOEKO
ずっとロカビリーや1950年代ファッションが好きだった。 昔はモテたいとかで着飾ることだけを考えていた。 やっぱりファッションは人に見せたい、見てもらいたい気持ちがベースにあって、気分を上げてくれるものだと思う。
若い頃は(30年前のことだけど)デザイナーズブランドが好きだった。 それは、デザイナーズブランドがひとつの作品を世界で数点しか供給していなかったから。 他人と被らないことが魅力的だった。 服を着ることで、自分の違いを演出し、差別化できた。
しかし、それも需要と供給でマス的なプロダクツに変わり、魅力も存在感も半減した。 昔、パリでデザイナーの仕事をしていたときに、 ファッション業界のさまざまな裏側を知ってしまった。 華やかな世界で流行だけを追うことが、かっこいいことじゃないな、と少し考え方が変わった。
もともと自分は、人が着てたお古を着ることは好きじゃなかった。 実際、デニムすら履いたことがなかった! パリにいる頃、日本の友達にフレンチリーバイスをよく頼まれて、 試しに自分も買って着てみたら、地べたに気にせず座れたり汚れても気にならなくて楽だなぁと思った!
それがキッカケで少しだけ古着を着るようになり、 やがてハーレーを乗るようになって、よく古着を着るようになった! だから、ライフスタイルが変われば、ファッションも変わっていくのだと思う。 とにかく自分が納得できる生き方をする、納得できるファッションを着ることが大事だと思う。 TEXT by EIJI